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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

B0012V4WSMヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版
三石琴乃 立木文彦 山口由里子

キングレコード 2008-04-25
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まだ見る予定ではなかったのだが、公開初日に映画館の近くに居たのでどれくらい人が居るのか見に行ったところ、入れそうだったので見てきた。
ネットを見ているとネタバレを避けるのが難しいので、最初だけは早めに見たほうがいいかというのもあった。

かなり広い映画館だったが、通路で座って見ている人や立ち見も居た。
エヴァンゲリオンというとオタクが多いのかと思っていたが、今風の若者や女の子の集団なども結構見かけて意外だった。

エヴァンゲリオンは10年前ぐらい前の作品で当時は社会現象にもなったアニメで、今回のはその10年前のアニメを現代版に再構築して4回に分けて劇場公開するらしいが何を再構築するのかよくわからない。

予定外に急に見に行ったもので、今回の作品は10年前にはなかった最新のデジタル技術を使ってエヴァンゲリオンをリメイクするという認識で居た。
どうやらその認識であっていたようで、昔見たエヴァンゲリオンとだいたい同じ内容の話だった。
省略、削除、変更、追加されたエピソードはあるが、TVアニメ版を見た人なら大抵知っている話だ。

TVアニメ版にあった緊縛した戦闘の合間にある学校や日常でのホッとするような些細なエピソードがかなり削られていて、次の使途を倒したらすぐ次の使途といった感じで、緊張し続けて疲れるのと多少飽きてきた。
クライマックスであるヤシマ作戦もデジタル技術をふんだんに使っているのはわかったが、それほど凄い出来とは思わなかった。

絵はかなりこだわってるなと感じた。
過去のエヴァンゲリオンを劇場で見たときは森やメカを大スクリーンで見るとしょぼいものに見えていたが、今回はそういうことは無かった。
それと人の顔が崩れない、多少崩れるのもいいのだが、ここは崩れたらダメだろうというシーンで崩れないのはいい。
エントリープラグに閉じ込められるところなど特に綾波は徹底的に美しく描こうというのが感じられた。
余談だが、TVアニメ版では描かれなかった綾波の乳首が描かれていた、押さえておきたいところだ。

リメイクにあたって心配なところは声優だ。
10年前と同じ声優がいいというのはもちろん、昔の声を今も出せるかというのが問題だ。
調べたわけではないが、ほとんど10年前と同じ声優で声も10年前だから仕方ないと思える範囲だった。
出番が多く一番心配だったミサトさんが何とかなっていたでの一安心。

綾波が意外にハキハキと的確にしゃべっているのを見てこんな感じだったかなと思ったが、どうやら『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希と混同していたようで、10年も経つとこういうことあるんだなと感慨深い。

エンドロールが終わってまさに席を立とうとしたとき、お馴染みのあれが始まった。次回予告。
懐かしいと思いながら見たら、その内容の驚きと情報量であまり把握できなかったが、次回はTVアニメ版とかなり変わるようだ。
えーと思いながら見ているとあっという間に終わり、劇場のそこかしこから拍手と歓声が上がっていた。
喝采は初日の熱気もあると思うが、『序』に対するものなのか、次回予告に対するものなのかわからなかった。

次回予告を見るまでは内容的にはTVアニメ版で十分と思っていたが、TVアニメ版と微妙に違うところが今後の伏線になりそうで十分とは言えないかもしれない。

それにしても10年経ってまたエヴァが作られ、こうしてまた見に行くのはなぜなんだろう。
次の公開まで時間があるし、昔のエヴァを見直してみようと思う。

涼宮ハルヒの暴走 (文庫)

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谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2004-09-28
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たいていシリーズ物は過去から未来へと話が進んでいくものだが、ハルヒシリーズはそうではなく、「涼宮ハルヒの暴走」も既刊の作品の間の話を含んでいる。
パズルのピースを埋めるように高校一年生の一年間のエピソードがバラバラに埋まっていく。
今回は夏、秋、冬のお話。

『エンドレスエイト』

夏休み終盤頃の話。

夏休み終盤になってハルヒからSOS団に召集がかかりプール、祭り、バイト、昆虫採集など夏休みらしいことを徹底的にやることになった。
調度今の季節にぴったりで楽しそうでうらやましいと思う。
だがしかし、8月31日になると夏休み終盤に時間が戻される。
なんとそれを1万5千回も繰り返していた。
理由はハルヒがまだ何か夏休みに何かやり残したことがあると感じ、無意識に時間を戻していた。

夏休みにやり残したことって何?
ハルヒシリーズらしいオチでラスト一連の流れは、ああこれがハルヒシリーズの醍醐味だと思わせるもので圧巻。

『射手座の日』

文化祭終了後の秋の話。

内容はアニメ版とほぼ同じでコンピ研とシュミレーションゲームで対戦する。

アニメで見たときはてっきりアニメオリジナル作品だと思っていたが、原作があるとは。
それにしてもTVゲームをする話を小説で表現するのは難しいと思うが、よくやろうと思ったものだ。
ターン制とかリアルタイム制とかゲームをよくやる人でないとわからないと思うが、アニメの方が視覚的にわかりやすいので、小説でわからなかったらアニメを見てみるといいかもしれない。
もしアニメを見ていなかったら、状況が把握できなかったかもしれない。

『雪山症候群』

消失の後の冬休みの話。

「孤島症候群」の冬版をやろうと雪山の山荘に行くことになったSOS団。
スキーの最中に吹雪に巻き込まれ、たまたま見つけた館に入るが、そこは普通の館ではなかった。

キョンと小泉以外は危険だと思っていないようだが、館に閉じ込められる。

館からの脱出方法が取って付けた様でなぜそれにしたのかよくわからない。
説明もそれなりに長く、単純に作者がそういうトリックみたいなものが好きだからなのか。

新しい展開にハルヒが長門とキョンの仲を疑うというのがある、そもそもあの二人の関係は変だと気づくと思うが、小出しに温めていってもらいたい展開である。
もうひとつが鶴屋さんがキョン以外のSOS団の人間は普通の人間でないと気づいていることをキョンに話すこと。
今後の展開の伏線にするつもりなのか唐突な気がする。
学園ものに必ずいるお金持ちの家で朝比奈さんの友達という設定でいいと思うが。

涼宮ハルヒの憂鬱 6

B000FBG0QM涼宮ハルヒの憂鬱 6 通常版
杉田智和 平野綾 茅原実里

角川書店 2006-12-22
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『ライブアライブ』

学園祭当日の話。

前半はキョンが学園祭の出店や出し物を見て行く。
学園際のぬるい感じが出ていて良い。

しかし、この話の本編は後半のハルヒのライブシーンにある。
学園際の出し物にあった軽音楽部のライブに代役として出ることになったハルヒと長門。

ライブの見所は、

・ハルヒがボーカルで歌うのだが、普通にうまく時間も長めで制作側もこの歌唱力なら時間を長めにしても大丈夫という確信があったのではないか。
・演奏中の指の動きが曲と合っていて本当に演奏しているように見えてすごい。
・曲の合間のメンバー紹介や観客などライブの雰囲気があるあるという感じがして小気味よい。

改めて見直してみると、前半のキョンが出店を見て回るシーンの後ろの方でハルヒと長門がライブに出演することになる一連の流れが見られる。
なかなか粋な演出。

今回の話では特異な現象が発生するわけでもなく、ラストでハルヒが言っているとおり学園祭を精一杯やって青春してますというお話。

『射手座の日』

コンピ研とシュミレーションゲームで対戦するという話。

やってるのはパソコンゲームなのだが、SOS団が宇宙空間で戦艦に乗って軍服を着てビーム砲を打ち合うという見せ方になっている。
学園物で宇宙戦争物の話が見れるとは思わなかった。

このシチュエーションなら想像が付くと思うが、ガンダムやヤマトなどのパロディがふんだんに含まれていて面白い。
全部わかったというわけではないが、モザイクはあるものの「アムロ行きまーす」のガンダム出撃シーンまである。

カマドウマの時に長門はパソコンを使っていたと思うが、パソコンを知らない長門がマウスの使い方がわからなくて振り回しているのには笑った。

キョンと同じで「勝ちたいのか?長門。」と意外に思った。

涼宮ハルヒの消失 (文庫)

4044292043涼宮ハルヒの消失
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2004-07
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「涼宮ハルヒの消失」を読む前に「涼宮ハルヒの溜息」に収録されている「笹の葉ラプソディ」を読むことが必須。

ある日を境に世界が改変された。
ハルヒと小泉が存在しない、存在しないはずの朝倉が居る。
朝比奈さんはキョンのことを知らない。
長門は何の能力も持たない普通の文芸部員に。
世界が変わったことに気づいたのはキョンだけだった。

キョンが大忙しの本作品。
元の世界を取り戻すにはキョンが動くしかないので仕方ないが、今までのように巻き込まれるといった感じでなく、キョン自ら動くので違和感があるというか見てるほうも疲れる。

主に時間移動を使って事態を解決していくのだが、つい最近見た「時をかける少女」がうまく時間移動を使った作品だったので、どうしてもそれと比べて話の複雑さが目に付いてしまう。
前半に比べると後半の話が雑なように感じるが、気のせいだろうか。

読み終わってどうも引っかかったのが、改変前の世界と改変後の世界を選択できたが、それほど迷わず改変前の世界を選んだこと。
物語の都合上、改変後の世界を選択することありえないが、個人的には改変後の世界でも良かったのでは、でも愛着は改変前の世界だろうし、ハルヒと閉鎖空間に二人きりになった時に元の世界を望んだのは納得できるけど今回は、などとすっきりしなかった。

ジョンスミスのくだりはこのシリーズのいい意味でのぬるさが出ていて良いシーンだった。

カラーページの朝倉と個人的なミスなのであれだが、最初の頃の「もういいわよ!」という台詞を朝比奈さんの台詞だと思ってしまい最後まで犯人に気づかなかった。
それはそれで逆に良かったが。

本作品でライトノベルの特徴であるカラーページが効果的なんだなと感じた。
朝倉の件もそうだが、部員を勧誘する長門がなんとも切ない。

あとどうでもいい話だが、挿絵の長門がメガネをかけてない、谷口のクリスマスデートが結局どうなったのか。

大日本人

B000W05NUU大日本人 通常盤
松本人志 竹内力 UA

アール・アンド・シー・プラス 2007-11-28
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松本人志の初監督映画ということで映画館へ。

大佐藤(松本人志)は巨大化して敵怪獣と戦い日本を守っている。
それは先祖代々受け継がれていておじいさんの頃は世間からも尊敬されたヒーローだったが、時代が変わって今は世間から疎まれながらもその仕事を続けている。

映画の進め方はリポーターが大佐藤に密着取材したドキュメントとなっている。
リポーターが大佐藤に質問しているところ、現れた怪獣に対して大佐藤が変身しに行くところをカメラで追ったりもする。
別居中の妻と娘とたまに会うのを楽しみにしているとか、飲み屋では普段と違ってリポーターに陽気に話しているところなど密着ドキュメント番組で見たことがあるようなシーンもある。
設定は非日常だけど、やっていることは日常的というダウンタウンの定番の笑いで突込みが無いものと考えてよい。
TV番組「ダウンダウンのガキの使いやあらへんで」のトークコーナーで、松本人志が地面すれすれを飛ぶと梅雨が明けるというネタがあり、先祖代々続いていておやじもそれをやっていたという話をしていたが、それを思い出した。
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」では浜田雅功が突っ込みを入れて笑いになりそこで話が終わるが、映画では突込みが無く話が延々と続き笑いどころが難しい。

映画館ではクスクスと笑っている声もところどころ聞こえたが、自分はこういうものなんだなと思って笑いはしなかったが、突込みがあれば笑っていたかもしれない。

戦闘シーンでは多少飽きることはあったが、最後を除いて映像も内容も映画館での鑑賞に堪えうるものだったことは初監督として十分だと思うし、松本人志のセンスが出ていて松本人志の映画であることは間違いない。

最後はつまらないコントのときにぐだぐだになって収拾が付かなくなるときの感じがした。
そこも松本人志らしいと言えなくも無い。

結局最後はTVに帰ってしまい、映画として完結できなかったのは残念。
落ちを付けなくても良かった思うが、それにあれでは落ちてない。

Appendix

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