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涼宮ハルヒの消失 (文庫)

4044292043涼宮ハルヒの消失
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2004-07
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「涼宮ハルヒの消失」を読む前に「涼宮ハルヒの溜息」に収録されている「笹の葉ラプソディ」を読むことが必須。

ある日を境に世界が改変された。
ハルヒと小泉が存在しない、存在しないはずの朝倉が居る。
朝比奈さんはキョンのことを知らない。
長門は何の能力も持たない普通の文芸部員に。
世界が変わったことに気づいたのはキョンだけだった。

キョンが大忙しの本作品。
元の世界を取り戻すにはキョンが動くしかないので仕方ないが、今までのように巻き込まれるといった感じでなく、キョン自ら動くので違和感があるというか見てるほうも疲れる。

主に時間移動を使って事態を解決していくのだが、つい最近見た「時をかける少女」がうまく時間移動を使った作品だったので、どうしてもそれと比べて話の複雑さが目に付いてしまう。
前半に比べると後半の話が雑なように感じるが、気のせいだろうか。

読み終わってどうも引っかかったのが、改変前の世界と改変後の世界を選択できたが、それほど迷わず改変前の世界を選んだこと。
物語の都合上、改変後の世界を選択することありえないが、個人的には改変後の世界でも良かったのでは、でも愛着は改変前の世界だろうし、ハルヒと閉鎖空間に二人きりになった時に元の世界を望んだのは納得できるけど今回は、などとすっきりしなかった。

ジョンスミスのくだりはこのシリーズのいい意味でのぬるさが出ていて良いシーンだった。

カラーページの朝倉と個人的なミスなのであれだが、最初の頃の「もういいわよ!」という台詞を朝比奈さんの台詞だと思ってしまい最後まで犯人に気づかなかった。
それはそれで逆に良かったが。

本作品でライトノベルの特徴であるカラーページが効果的なんだなと感じた。
朝倉の件もそうだが、部員を勧誘する長門がなんとも切ない。

あとどうでもいい話だが、挿絵の長門がメガネをかけてない、谷口のクリスマスデートが結局どうなったのか。
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