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最高の人生の見つけ方

赤の他人だったカーターとエドワードはともに余命半年と宣告され、死ぬまでにやりたいことをするため一緒に旅に出る。

TVCMで二人が旅に出ることは知っていたので、どういう流れで旅に行くことになるか見ていたがやや説得力に欠ける。
結局大金持ちのエドワードがお金を出してくれるから行けるわけで、カーターがそれほど考えずに決心するのが多少納得できない。

旅に出た二人がスカイダイビングをしたりレースをしたりと次はどんな無茶をやってくれるのかと見ていくが、普通のアクション映画のようにヒートアップしない、ただ段々と二人が何をするのかより二人の会話を見ているのが楽しくなってくる。
深い話ではあるが洒落がきいていて、やっぱり演技がうまいということだろうか。

演技がどうかについて詳しくないが、二人が名優であることは知っている。
カーターが女性から誘われるところは真面目なカーターらしいかっこいい演技だし、始めは金持ちではあるが醜い老人といった印象のエドワードで終盤でしんみりした話のときにこの人で大丈夫かと思っていたが、段々と紳士になっていき最後は立派な実業家の風情になっていてすごい演技だなと思った。
序盤での病室の二人はコントみたいでおもしろく、後半のシリアスなところは真剣さが伝わってくる演技。
秘書もいい味を出していた。
普段映画を見るときは演技を気にしてみていないが、今回はストーリー自体は平凡なのにそれを凌駕する演技の力を感じざるを得なかった。

世界中の雄大な景色でも、世界中のうまい食べ物でも代わりにならない、お金がいくらあっても手に入らないものは何だろう。

ラストは全く関係ないが『ショーシャンクの空に』を思い出した。

しばらく見たい映画が無くて、特に洋画から遠ざかっていてなんとなく見た映画だったけど「いやぁ映画って本当に・・・」と思った。

涼宮ハルヒの分裂 (文庫)

4044292094涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫 168-9)
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2007-03-31
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カラーページの絵を眺めてから読み始めているが、知らない女三人の絵を見て思った。
別世界で容姿が変わったハルヒ、みくる、長門で、黒髪がハルヒ、髪を結っているのがみくる、ショートカットが長門ではないかと踏んだ。
半分は当たりで半分は外れであったが、そのときは知る由も無かった。半分は言い過ぎた。

本作品は進級後の4月の話。
みくるは高校3年生で、そのほかのSOS団員は高校2年生。
本作品の中でお使い的な作業が発生することは無く、次に発売予定の「涼宮ハルヒの驚愕」の前フリとなっている。
これでやっと涼宮ハルヒシリーズの最新刊に追いついた。

キョンと小泉はどこで話しているんだという疑問を感じたくらいで、他はいつもとかわらないSOS団の日常で多少退屈な思いで淡々と読み始めていたが、小泉の言葉で思わず「テメエ、キョン、コノヤロー」と叫びそうになった。

小説ならではのトリックでおもしろかったが、映像化するときはここはどう処理するのか、佐々木の声は多少きつめの国木田に近い声を始めは想像していたが、ご多分に漏れずかわいいということなのでどういった声なんだろうか。

挿絵を見て「耳をすませば」かと思ってしまったが、甘酸っぱいキョンの中学時代の話も番外編で読んでみたい。
幼馴染とはいえないが、新たな強力なライバルの出現にハルヒがヤキモキする展開はラブコメとしては常套手段であるが、その後さらにその上を行く驚愕の展開が待っていた。
シリーズを通してよく出てくる喫茶店でのやり取りだが、個人的にここでの会話や雰囲気は結構すきだ。

後半はαとβで話が別れパラレルワールドのようにもしくはマルチエンディングのゲームで別々の分岐を通った各ストーリーのように同時並行で話が進んでいく。
とはいうものの、どういう意図なのかははっきりと書かれていないので何を意味しているのか分からない。

感想ではないが次刊が出たときに読み返すのが面倒なので気になったところをメモしておく。

第二章
α:キョンを先輩と呼ぶ謎の女。キョンに思い当たる節あり。
β:残った佐々木と藤原が話した内容。
第三章
α:算数ドリル。
β:夢の中で聞いた重要な台詞。
α:キョンが気になったどこかで見たことある入団希望の新一年生。

涼宮ハルヒの憤慨 (文庫)

4044292086涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2006-04-28
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ライトノベルというわりに意外と読み応えのある涼宮ハルヒシリーズだが、今回は肩透かしを食らったような感じ。
新しい展開や伏線がふんだんにあった過去の作品と変わって特に目新しいこともなく淡々と読み進めていけた。

『編集長★一直線!』

文芸部存続のため機関紙を発行することになったSOS団。
ハルヒが編集長になり、団員と準団員で記事を書く。

涼宮ハルヒシリーズではお馴染みの劇中劇ならぬ小説中小説。
収録されているものは朝比奈さんの童話、長門のポエム、キョンの恋愛小説。
こういったものは出来が悪いと目も当てられないが、本編以上によく出来ている。

童話は作品の内容以上に挿絵が味が出ていてよい。
ポエムは長門の内面がしみじみとわかるよい話。雪の絵もよい。
後の解説で一作目の幽霊の少女が朝比奈さんだとあるが、どちらかといえば朝倉の方が近いと思うが。
恋愛小説はよく出来た小話。
今回も最後まで読んでも落ちが分からなかったのはくやしい。
ミヨキチという名前でピンと来てもよかったかもしれない。
普通そんな名前で呼ばないだろう。

このキャラクターならこう書くだろうなというのがずれていないのはうれしい。

ハルヒが寄稿したものが未来では発案者が謎であった理論の基礎だったというのはお約束だがおもしろい。

『ワンダリング・シャドウ』

キョンと同じクラスの阪中から家の近所に幽霊が出るので調べて欲しいと依頼を受けるSOS団。

SFの部分で難しい話があるが、カマドウマの件と同じような展開。
他にもたくさん犬が居るのに最初の犬が感染した後、ルソーに感染するのは妙な気がするがどうでもいいか。

ハルヒと阪中の仲がいいことが強調されているので、今後も阪中は出てくるのだろうか。

涼宮ハルヒの陰謀 (文庫)

4044292078涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2005-08-31
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8日後の朝比奈さんがタイムスリップして現在にやってきた。
でも、何をしに来たのかわからない。
現在の朝比奈さんに見つかってはダメ。
もちろんハルヒに見つかってもダメ。
そんな8日後から来た朝比奈さんを訳も分からず保護する現在のキョン。
今現在は同じ時間上に朝比奈さんが二人居るので、最終的には8日後から来た朝比奈さんを8日後の時間軸に戻さないといけない。

よくわからなかったというのが最後まで読んだ感想。

朝比奈さん(大)からの訳の分からない指令をこなすキョンと朝比奈さん(みちる)。
指令がすごく変でおもしろければ良かったが、まあまあといったところで、しかもそれによって特別なイベントが起こるわけでもない。

キャラ設定が変わったり、新しい設定が加えられたキャラが多く戸惑った。
長門、小泉他機関の関係者、鶴屋さん、朝比奈さん(大)に対する疑念、長門と朝比奈さんの仲。

小泉関連の機関と対立している機関、朝比奈さん関連の未来人と対立している未来人の登場と各組織の政治的な思惑。
敵キャラが美形で賢そうな嫌な奴というベタさ加減。

ハルヒ他の思わせぶりな態度が最後まで引っ張られ、話が長いので何がなんだか分からなくなる。

朝比奈さんがメインになるのは良いが、事あるごとにキョンに朝比奈さんのかわいさを説明される。

それが出てくるまでオチに全く気づかなかった自分もキョン並に鈍感だと思うが、あまりに気づくのが遅すぎて途中の話も消化できないまま最後まで読んでしまったようだ。

というわけでもう一回読んでみたらよくわかった。
朝比奈さんにスポットが当てられて良かったが、ハルヒの大長編ツンデレでもあったわけだ。
各指令に関連性があればもっと良かったと思うがそれが残念。
それと鶴屋さんが便利すぎる。
長門に制約が付いたので重宝するだろうが、多様は避けてもらいたいところ。

涼宮ハルヒの動揺 (文庫)

404429206X涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2005-03-31
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文化祭がらみが2本と冬の話3本を収録。
文化祭がらみの2本はアニメ化済み。

『ライブアライブ』

「ライブアライブ」はアニメのオリジナル作品だと思っていたので、原作があって驚いた。
歌を歌う話をよく小説で書こうと思うなと感心する。

内容はアニメとほぼ同じでハルヒが文化祭でライブをする話。
アニメの方が歌があるのと演出が凝っているのでアニメ版をオススメする。

『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』

アニメ版は「涼宮ハルヒの溜息」を元に作っていると思っていたので、こちらも完全な原作があるとは知らなかった。
映画本編の小説があるなら「涼宮ハルヒの溜息」に一緒に収録してくれたらと思う。

内容はアニメとほぼ同じで自主制作映画「朝比奈ミクルの冒険」の本編。
こちらも「ライブアライブ」と同じ理由でアニメ版をオススメする。

『ヒトメボレLOVER』

キョンの中学のときのクラスメイト(中河)が長門と結婚したいと言い出す話。

中河に会いに行く前まではラブコメ的なおかしさ全開で思わず笑ってしまった。
巻頭の絵が絶妙でそのときの状況を的確に表している。

中河に会いに行ってからは、そっちの方に行くんだという感じで別の方向に話が行ってしまい、このまま面白い話を続けて欲しくて多少残念な気もするが、必要な話みたいだから仕方ないか。

でも最後のキョンの台詞はあんまりじゃないか。

『猫はどこに行った?』

「雪山症候群」の後の話。
「孤島症候群」でやったミステリーの冬版。

今回は「孤島症候群」と違い、始めからお芝居とわかっている推理ゲーム。
メンバーは前回と同じで小泉の組織の仲間も来る。

好きな人は多いだろうが、どうもこの手の話はあまり好きではないのであまり楽しめなかった。
特殊な能力が出てくるわけでもなく、殺人事件のお芝居をして誰が犯人か当てるのでまあ普通だ。

それにしても小泉の組織の仲間の4人はこれだけ出ていて、ただのお芝居要員で終わったらあんまりだと思うが今後何かで絡んでくるんだろうか。

『朝比奈みくるの憂鬱』

キョンが朝比奈さんからデート?に誘われるという話。

今まで長門に比べると朝比奈さんは深く扱われることは少なかった。
長門の方が謎が多く能力も高いし、長門の気持ちが少しづつ変化していくのを見たいと思うのは当然だと思う。

遅すぎるのではと思うくらいだが、やっと今回は朝比奈さんにスポットが当たった。
朝比奈さんは未来から現代にやってきて重要な任務を任されているわけだが、任務に取り組む上での悩みや葛藤を抱えていた。
悩みなどないように見えるけど意外とがんばっている。
がんばって申請書を書いているというのはちょっと笑ったが、朝比奈さんの気持ちがわかるいい話。

落ちがあるとは思わなかったが、またラブコメでおもしろかった。

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